育犬ノイローゼ真っ只中、出張パピートレーニングに救われた話

体験談

生後2か月半のトイプードルを迎い入れて早々、お世話の大変さ・思い描いていた生活とのギャップ・命を育てることの責任感などから育犬ノイローゼとなってしまいました。そんな時に現在もお世話になっている出張パピートレーニングを開始し、少しずつ育犬ノイローゼから抜け出していくことができました。私が実際に育犬ノイローゼになり、そこから徐々に育犬ノイローゼから抜け出していった過程を紹介します。今現在、子犬を飼って育犬ノイローゼなっている方や、これから子犬を迎い入れたいと思っている方に、ぜひ読んでいただきたいです。

育犬ノイローゼとは

 

育犬ノイローゼ

別名、育犬疲れやパピーブルーともいい、愛犬を迎え入れたことによる生活の変化や命を預かることの責任感の大きさにストレスを受け、ノイローゼとなってしまうことを言います。深く落ち込む・突然涙が出る・眠れない・過食・拒食などの症状が見受けられます。

育犬ノイローゼになりやすい人の特徴

・責任感が強い

・完璧主義

・心配性

・初めて犬を飼う

育犬ノイローゼになった要因

 

私が実際に育犬ノイローゼになった要因についてお話します。

思い描いていた生活とのギャップ

実際に犬を飼っている人に、「お散歩が大変だよ」「旅行に行けなくなるけどいいの?」「お金はたくさんかかるから覚悟しておいた方がいい」などと釘を刺され、その辺は覚悟をしていました。しかし、子犬にはそれとはまた違う大変さがたくさんあり、戸惑いました。

お世話の大変さ

3~4回に分けての食事・うんちやおしっこの片付けなど今までの生活にはなかった作業が増えて、精神的・肉体的にストレスになりました。

食事をふやかしたり、その時必要な薬を飲ませたり、時にはミルクや消化しやすいフードを混ぜたりするのに手間がかかり面倒に思うこともあります。

また、子犬はトイレトレーニングが完全に出来ていないことも多いので、排泄をトイレ以外でしてしまいます。その際、においが残っていると次回からも同じ場所でトイレを失敗してしまいます。さらに、子犬が下痢気味だと部屋のあちこちが汚れてしまうため、掃除をするだけでも時間がかかります。

これらは子犬を向かい入れる前から知っていたことでしたが、毎日のことなので結構大変でした。

甘噛み

うちの愛犬はとてもいいブリーダーさんのところで育ち、とても広い場所で室内フリーで暮らしていました。そのため、クレートやケージの中にいると大きなストレスになるようで、室内フリーにさせていました。

犬を迎い入れて数日後から愛犬のいるリビングを通るだけで手や足を嚙まれるようになりました。落ち着いてテレビを視聴したり食事したりすることはできません。かといってクレートやケージの中にいることもできない状態。手や足は傷だらけになりました。愛犬を飼ってから、様々なことがありましたが個人的にはこれが一番つらかったです。

夜間大暴れ

夜になると部屋中をぐるぐる全力疾走し、落ち着いてもらおうと近づくと手や足を噛まれます。長い時は落ち着くまで1時間ほど家の中を走り続けていることもありました。長時間興奮している子犬の様子を見ていると、どうすることも出来ずに涙が出てくることもありました。

食糞

子犬は自分で出したウンチを食べてしまうことがあるということは、もともと知っていましたが実際に見ると衝撃的でした。ウンチを回収できず食糞してしまった後に、手や足を噛まれて服の袖口が茶色くなってしまって、ショックを受けたこともありました。

命を育てることの責任感

12歳頃まで犬と暮らしていたことや何より子供のころから犬を飼うのが夢であったので、犬を飼う心構えはちゃんとできているつもりでした。しかし、実際に飼ってみると命を育てることの重圧に押しつぶされそうになる日々でした。

短時間だとしても、お留守番中は常に愛犬のことを過度に心配し、ほかのことが手につかない状態。

ついには、愛犬に対して可愛いという感情が一切湧かなくなってしまいました。責任感や義務感だけでお世話をしている状態で、犬にとってもストレスがかかってしまっていたと思います。

症状

 

・食欲がない

・夜眠ることができない

・自己嫌悪

・留守番させている間、必要以上に心配をしてしまう

出張パピートレーニングとの出会い

 

犬の幼稚園や1週間・1か月単位での預かりトレーニング等、様々なサービスがある中で出張パピートレーニングを選びました。

選んだ理由としては、金銭面の理由が大きかったです。犬の幼稚園や預かりトレーニングは高額であることが多く、現実的ではなかったので、比較的安価なパピートレーニングを選びました。

私は個人でやっているトレーナーさんにお願いしました。ほとんどの場合、お試しとして1回目のカウンセリングを行っているので、お試しでやってみるのもいいと思います。

パピートレーニングのメリット

 

パピートレーニングでは子犬の社会化トレーニングや簡単なしつけがメインとなっています。社会化トレーニングというのは生後3ヶ月半までの子犬に、様々な環境・人・犬に慣れさせる訓練です。

それ以上に私は犬の相談ができる事がメリットだと思っています。犬に対して不安に思っていることやわからないことを聞けると、安心して犬と暮らすことができます。

また、自分の愛犬との接し方や生育環境を肯定してくれると自信にも繋がります。

私自身も週1回のパピートレーニングを積み重ねていくことで不安を解消することができました。

徐々に育犬ノイローゼから抜け出す

 

上記の育件ノイローゼになった要因を1つ1つクリアしていくことで、少しづつ育犬ノイローゼから抜け出すことができました。

思い描いていた生活とのギャップ(解決策)

まずは子犬についてYouTubeやサイトで調べて理解を深めていきました。ただ、それぞれ考え方や書いてあることが違っているので、どの意見を参考にしたらいいのかわからなくなることもあります。そんな時は、お世話になっているトレーナーさんに質問することで疑問を解消しました。

また、「子犬期を抜ければ解決するはず」と自分に言い聞かせることも有効です!

お世話の大変さ(解決策)

お世話に関しては時間が経つにつれて、生活の一部として少しづつ慣れてきます。また、成犬になれば食事回数・排泄回数は少なくなるのでお世話も楽になるはずです。これに関しては、時間が解決してくれる問題だと思います。

甘噛み(解決策)

いつでもリビングで足や手を噛まれるため、室内靴を用意して足を噛まれても痛くないようにしました。また、それまでは低いデーブルを使っていてリビングで落ち着くことができませんでしたが、ダイニングテーブル・チェアを用意してある程度解決しました。それでも足を噛まれるときは椅子の上で体育座りをしていました(笑)

夜間大暴れ(解決策)

散歩→ノーズワーク→ご飯

という流れを朝・夕で繰り返すことにより少しだけ改善が見られました。ブリーダーさんに「犬は半夜行性なのでよるに興奮しやすい。」「子犬は無限の体力だから疲れさせようとしても難しい」と言ってもらい、夜に興奮してしまうのも、まぁしょうがないかと思えるようになることができました。

食糞(解決策)

食糞に関してはできるだけ早めにウンチを回収することしか解決法がありませんでした。これも子犬だからしょうがないと諦めも大切だと思います(笑)

命を育てることの責任感(解決策)

犬を飼うことに対して責任感を持つことは大事ですが、過度なストレスにつながってしまうことは避けたい事です。

私はストレスのせいで、子犬に対して可愛いと思うことができなくなってしまいました。しかし、ある日突然「うちのワンコが世界一可愛い」と思うようになり、その時から完全な親バカになってしまいました(笑)

相手は生き物なので、早急な解決は難しいこともありますが、時間が解決してくれる問題もたくさんあります。

子犬時期はたった数か月。この大変な期間さえも、数年後笑い話なっているはずです。

この短い間をできるだけ楽しもう!

まとめ

 

せっかく愛犬を迎え入れて幸せな生活が待っているはずなのにも関わらず、育犬ノイローゼになり、愛犬を心から可愛がることができないのはとても悲しいことです。

パピートレーニングといえば子犬の社会化やしつけがメインになりますが、それだけではなく、子犬との生活をより良い方向に進めるための1つの手段でもあります。

世の中にはパピートレーニングだけではなく、犬に関する様々なサービスがあります。それらを上手に活用してより良いワンちゃんライフを過ごしましょう!

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